2025.05.28
「空き家買取」とは?仕組みと活用方法をやさしく解説

こんにちは。
今回は、最近注目されている「空き家買取」についてわかりやすく解説します。
ニュースやネットでも「空き家が増えている」という話題をよく見かけますよね。
実際、総務省の統計では、2018年時点で日本の空き家数は約849万戸。
これは全住宅の13%以上にあたります。
すでに「一部の人の問題」ではなく、誰にでも関係する可能性のある課題です。
空き家買取とは?
そもそもの仕組みを知ろう

空き家買取とは、住んでいない家や土地を、不動産会社や専門業者が直接買い取る仕組みです。
仲介ではなく「業者が買主になる」という点がポイントです。
よくあるケースは次のようなパターンです。
•相続したが住む予定がない
•遠方で管理が難しい
•古すぎて売れないと思い放置していた
こういった空き家を、業者がそのまま買い取ってくれるというのが「空き家買取」です。
とにかく“手間がない”のが魅力

最大のメリットは、「手放すまでが早くてラク」なことです。
仲介で売る場合は、以下のような手間がかかります。
•掃除・リフォームの準備
•内覧対応(人を迎え入れる)
•条件交渉や価格のすり合わせ
•売れるまでの時間が読めない
その点、買取なら築年数が古くても、荷物が残っていてもOKというケースも。
そのままの状態で買い取ってもらえるため、売主側の負担が極端に少ないのが特徴です。
デメリット|価格は仲介より控えめ
注意点として、売却価格は仲介より下がりやすいという現実があります。

というのも、業者は買い取った後にリフォームや再販売を前提としているため、
そのコストとリスクを差し引いた金額で査定されるからです。
ただし、「今すぐ手放したい」「管理コストをこれ以上かけたくない」
といった方には、価格以上に精神的な解放感が得られる選択肢とも言えます。
空き家をどうする?3つの選択肢

空き家をどう扱うか、基本の選択肢は以下の3つです。
1.自分で使う(セカンドハウス/DIY活用)
2.貸す(賃貸/民泊など)
3.売る(仲介または買取)
この中で「売る」ことを考えたとき、
買取は“妥協”ではなく、“効率的な手放し方”として有力です。
まとめ
空き家は“動かすことで価値に変わる”

空き家は、放置すればするほど傷み、売却もしづらくなります。
でも、今のうちに動けば、資金源にもなり得ます。
査定や相談は無料の会社も多いので、
「まずは聞いてみる」だけでも選択肢は大きく広がります。
大切なのは、“負担”に変わる前に手を打つこと。
空き家を資産に変えるチャンスは、行動した人のところにやってきます。